ブログ

材料の用意(後半)、見返しセット。
断裁作業は続き、表紙材料・本文背固め材料と用意し、下準備を進める。印刷物は表紙だけでなく見えない部分(背紙)にも使えそうで、残った端材を見るとト音記号の連なりもまた何かに使えそうだ。
前回断裁した見返しは二つ折りをし、本文にセットしていく。見返し見返し見返し…本文本文本文…と、数回セットしては交互に置いて積み上げる。

本文の断裁。全紙から100枚ずつ数えては合紙をはさみ、まずは大断ちを行う。本文紙はスピカレイドボンド。万年筆と相性がいい紙である。僕はボールペンの書き心地も気に入っている。ノート作りはここから始まる。

#ゆめある舎 #せんはうたう #望月通陽
#こいずみしょう #手製本 #製本 #ノート #bookbinding #papercraft#handmade
#本をつくる #僕はつくると生き生きする

「せんはうたう」の書店での販売が始まって約1か月が経ちました。

本の完成はゴールではなくてスタートだと、頭では分かっていたことですが、私の処理能力を超えるもろもろがどっと押し寄せて、すっかり翻弄されております。

献本やサンプルの送付はいまだ中途です。友人知人の励ましや、丁寧な感想のメールにも、返信が出来ていません。本業にもしわ寄せがきているし、家事も手抜きの極みです…みなさん、ほんとうにごめんなさい。HPの更新もままならず、始めたばかりのFBやツイッターには、慣れずにオタオタするばかりです。

ついつい気が焦って本来のガサツな性格が前面に出てくるのですが、これはいけません。踏みとどまります。せっかくこんなに美しい本を販売しているのですから、なにごとも落ち着いて丁寧に。お待たせしてしまっても、そのことを許していただけるように、美しい気持ちでひとつずつこなしてゆきます。

初版2,000部の在庫は、すでに約半分に減りました。ありがとうございます。

 

5月5日こどもの日は、毎年恒例の「ことばとあそぶ おととあそぶ」のライブです。

出演は、谷川俊太郎さん&谷川賢作さん、「ロバの音楽座」の皆さんです。

ロバハウス1

絵本「もこ もこもこ」を上映しての朗読&演奏は、アクシデントも含めて、すごく楽しかったのでした。画面に出演者全員がどうしても入らなくてごめんなさい。

ロバハウス2

「せんはうたう」も紹介していただきました。おかげさまで完売しました。

ロバハウス3

終演後は外でのサイン会。行列が出来ましたが、待っている間もみなさん嬉しそうでした。

5月2日に「せんはうたう」を美しく仕上げてくださっている、手製本の美篶堂さん伊那工場に行ってきました。

美篶堂入口

入り口には製本用の道具が干してありました。使い込まれ手入れされているものたち。

もうこれだけで、丁寧な手仕事の温かさが伝わってきます。

美篶堂工場中

工場の内部はこんな様子です。みなさんで黙々と「せんはうたう」を製作中です。感無量です。

この見学の詳しい様子は、後日たっぷりとお伝えします。

工場長の上島真一さんに解説文を書いていただく約束です。お楽しみに。

美篶堂さんについて興味のある方には、この本がお勧めです。「手製本のしかた」と「美篶堂ものがたり」の二部構成です。

美術出版社 本体価格2,000円 アマゾンでも販売しています。