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『バラの国の唄がきこえる』制作の記録 2.

2022.02.09

(2021年10月18日のFB)

私の出版社「ゆめある舎」の次作は、ブルガリア人・Biliana Stremskaさんの画集『バラの国の唄がきこえる』です。
ようやく原画を入手したので、次はスキャンニング作業です。水彩画の美しい色味をどこまで印刷で再現できるか、、、弊社刊『せんはうたう』の為に「せんはうたうブルー」を調合して下さった、山田写真製版所さんにお願いする以外は考えられません。
プリンティング・ディレクター・熊倉桂三氏を頼って、手製本美篶堂の上島明子さんと一緒に、富山本社まで原画を持参しました。スキャンの立ち合いは初めてで、難しさに驚きました。スカートの赤が鮮やかでも、太陽の黄色がちょっと薄くないかな?背景の緑は沈んで見える?と、1枚の画の中でも全体がOKとはならず、赤のサインペンであちこちに書き込みを。日帰りの行程では全く無理と悟り、画を2週間ほど預けて帰ることになりました。
ここから先は、プロの方々にお任せです。